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ぶろぐ。
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 頭の中が真っ白になる
俺は…はぁはぁ…えとー
あ…そーだ、資料を返しに総務部に来て…ぅあっあっ…
 

君の隣でブルーアワー

 
 
 
終業時間の過ぎた社内に人の気配は無い。
残業の為残ってるのは僕くらいだろう。
冷め切った缶コーヒーに一口だけ口を付けPC画面に目を戻す。
さっき目薬を付けたばかりだと言うのに疲労のせいか目が霞む。
「はぁ…集中出来ないな」
誰にともなく呟いた。
 
コンコン
 
ノックの音…
 
「開発事業部の棚端です。」
「あ…」
「え?」
心臓が高鳴った…棚橋さんは研修の時に俺の担当をしてくれた先輩だ…そして片思いの相手。
「あ、すみません。ボォーっとしてました」
「坂木君…だったかな?遅くまで大変だね」
「い…いえ…棚橋さんは?」
「あぁ資料を返しに着たんだ…これ、アンケートの統計纏めたヤツ」
差し出されたファイリングを見て、そういえば棚橋さんは新商品の開発に抜擢されてたんだっけ、と思い出した。
「棚橋さんこそ大変そうですね…頑張って下さい」
社交辞令だ。
ファイリングを受け取り冷静に対応しようとした時…手を、握られた
「え!?ちょっ…あの?」
「あぁ…やっぱりここ血が出てる。駄目だよ、紙で切っただけみたいだけど放置しちゃ。」
棚橋さんは絆創膏をポケットから出してきて僕の指に巻き始めた…少し屈んだ姿勢…というか跪いてる…短めの髪…うなじ…白い…
「うっ」
声よりも先に体が反応した…
「ん?少しきついかい?」
「あっいえっ…えと大丈夫です」
早く頭を上げてほしい。まだ僕の手を掴んだまま上目遣いだ。
下半身が反応してるのがバレたくなくて振り払う様にファイリングを戻しに棚に行った。
やばい…熱が収まらない。
 
 
7つも年上なのに可愛い人…だ。
今は2人っきり。
来週でこの会社との契約も切れる
こんなこと…もうナイカモシレナイ
頭の中で誰かが囁いた
 
 
「坂木君、時間があるなら飲みに行かないか?」
棚橋さんの微笑む顔…なんかもぅ直視出来ないくらいヤバイ…絆創膏をされた指がジンジンする…
「久々だし色々話したいんだが?ん?坂木君大丈夫?」
近付かれて覗き込まれる
俯いたままでいる僕…顔を見られたくなくてつい力を入れてしまった…
 
ドンっ
ガシャン
ドサッ
 
 
…うわ…顔近い
振り払った手を先輩に掴まれ押し倒す様に床に倒れ込んだ。
「さっ坂木君。どいてくれないか?」
「先輩…」
「んっふっ…ぁっ…」
「なに?…なんでキスなんてっ////」
もがく腕を抑えてもう一度触れる様なキスから深いキスをする
「ぇふっ…んっ…もっ…ゃめっ…///」
「先輩…キスだけで感じるんですね」
「なっ///…さっかっ…ぁっぁっ」
耳の裏側や首筋に舌を這わす。
ネクタイを緩めて喉仏に合わせて舐め上げた。
「んふっぁつ…ぁっ…やぁぁっ////」
「先輩の肌って柔らかいですね」
「ゃめっ///…んっ…なんでこんなっ…」
Yシャツを脱がす。
淡く立ち上がる突起を手と唇で弄ぶ
「へぅっ/////…あっあっ…やぁぁっ…あっ…そんなっ…やっめっ…///」
こんな声出すのか…僕だけが聞ける先輩の甘い声。
愛しさが募っていく。
「先輩…もう熱い…いれていい?」
「はわっうっ…な、何を?…あ////…ぃゃっ…」
僕のを先輩のに押し付けて腰をゆっくりグラインドしながら互いの熱を高めていく
「先輩も我聞出来ないでしょ」
耳元で囁いて手を先輩のソレに這わし形をなぞる
「ふぅっ…ぁっ///…ゃっぁっ…ちがっ////」
 
カチャカチャ
 
ベルトを外し腰砕け状態の先輩のズボンとパンツを下ろす。
初めて見た先輩のモノにキスをして蕾へと視線を落とす。
「みるなっ…あっあっあっ…なんでっ…あっ…んっ…きもちっわっ…ぁぁっ////」
「もういいよね?…入れるよ」
「へぁっまっ…!?…あ…あ…痛っ…あっあっ…っ///////」
 
 
 
頭がまだ真っ白だ…
俺は…ファイル返しに着てそれで……/////
隣には俺を犯した奴が寝てる
…好きだとか叫ばれた気がする…
なんなんだコイツは…
てかココどこよ?
俺会社に居なかったっけ?
…もしかしてコイツん家?
なんだか薄ら寒くなった
「んっ…ふー。あ、先輩おはようございますっ…むふっ///…せんぱい?」
キスをした
淡い青に包まれるほんの一瞬。 

憎んでる筈の笑顔に何故か安らぎを感じてしまった…
 
 
 
 
END

お疲れ様でした。
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 彼とキスをした

誰にでも忘れられない人ってのはいるだろう

僕の場合・・・彼がそうだった           

 

部屋で一人、想う事は君のコト―

 

僕が入院していた病室の窓辺には何時も花が飾られていた

彼が用意してくれた

それは一輪の赤い薔薇だった

何時も無表情で笑いかけてくれる事は無かった

話した事もない

その機能は彼には無かった

でも、惹かれた

どうしようもないくらいに愛おしくなった

部屋に来る度、声を掛けようか迷っていた

振り向いてくれない事は理解していた積もりだし・・・・叶わないと・・・

 

そこまで考えて回想を止めた

今は退院して自宅に戻ってきている

また泣きそうになりぼぅっとする頭をゆり動かし現実へと目を向ける

僕が手に入れた・・・僕の手元に残った彼の情報は製造会社の名前と型番だけだ。

 

ピンポーン

ベルの音がする

“届いた”のだ

新機能が色々と追加された廃棄処分された彼とは違う同じ顔をした彼が・・・

僕はまたキスをするだろう

新しい型番の彼と一生終わらない片思いを何度でもするだろう。

 

 

 

END

 

突発・単発BLでSSです
微グロ注意かもです。
続くかもしれないし続かないかもしれないし(笑)





 夕日が沈み始めて夜が近付く時間

車窓から見える街並みも様変わりしてくる
そんな緋色の中で俺は今、張り込み捜査中だ
隣のシートに座っていた同僚は買い出し中で
一人向かいのマンションのある一室を見ている
「今日も寒いな」
独り言を呟いた・・・つもりだった
「そうですね、早く樫沢さんに会いたいです」
「えぇ!?お前っ白崎?どっから?」
「ここです」
声の元はハンドルの真ん中・・・エアバックが収納されている辺りから聞こえてきた・・・・
「白崎・・・なにしてんの?てかっコレどうなってんの?」
「どうなっているんでしょうね?ユズキちゃんに樫沢さんの声が聞きたいって愚痴ったらこうなっていました」
エヘヘ・・・なぁんてとてもお気楽そうな声が返ってくる
警察の車にこんなコトして良いのか?-
一人で考え込もうとした時
張り込んでいる部屋の主が帰宅してきた
もう秋も終わりだと言うのに細身の身体に半袖半ズボンとは凄い格好だ・・・・
「樫沢さん?どうしました怪訝そうな顔していますけど」
「あぁ・・・張り込みしていたヤツが帰宅してきた」
「おぉ今日は早く終わりそうですね?」
「ん、まぁだと良いんだが」
部屋に明かりが付く
俺は無線で待機している同僚が居る部屋に連絡をいれる
「すまないが、始めてくれ」と一言
その部屋は俺が見張っているマンションの真向かいにあるマンションの一室だ
さっきの男の部屋からは良く見えるであろうその部屋で女性警察官が
シャワーを浴びる為に脱ぎ始める
「樫沢さんて捜査している時凄く素敵ですね」
「え・・・」
顔の下から響いてきた声に思わず動揺する
「コレ、撮られてるの?俺」
「はい」
「白崎は・・・俺のこんな姿見て嬉しいの?」
「はいっ」
元気良く返ってくる声に・・・ニヤケそうになる
「俺も今度ユズキちゃんに頼もうかな、俺も見たい」
「樫沢さん////・・・・その・・・もっと会いたいです、僕」
「俺も」
つい一ヶ月前に告白してOKを貰ってから会えていない恋人に向かって
誤ろうとした時
コンコン・・・コンコン・・・
ん?
窓を叩く音がしたが周囲を確認しても誰も居ないコトに気付く
気の・・・せいではない
異様に視線を感じて振り向こうとして・・・失敗した
「樫沢さんっ」
「白崎っ応援呼んでっ」
俺は運転席に座ってる
だから後部座席が存在する筈で人が立てるスペースはないのに
後ろのヤツは俺のシートにピタリと張り付くように立っている
そして両手で俺の顔を覆い前方のハンドルやら契機が見える場所に押しつけた
一瞬だった
「はぁはぁはぁ」
息遣いが耳に響く・・・最悪だ。
「あっはぁはぁはぁはぁ・・・はぁはぁはぁはぁ」
凄い力だ・・・息ができねぇ・・・

パンッー空を裂く鉛の塊が発射される
音がする
田中が戻ってきたらしい
「はぁひぃはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」
「当たったのになんでっ!グフッ!?」
バキッ

 

後方で田中がヤラレテル

息が苦しい・・・酸素が脳まで行ってないらしい

どうにかハンドルに沈んでた身体を持ち上げる

ナメクジみたいにノロノロしてんだろぅな

振り向いて銃口を構える

撃つ

 

振り向いた時に見た光景は悲惨だった気がする

細い路地にには真っ二つに割られた車の半分と田中の残骸的な物が飛び散って真っ赤に見えた

俺が撃ったのは特殊弾のうちの一つ腐裂弾、少しイカレチまった肉体にはイカレタ弾を撃てという事らしい

俺は初めて撃ったが・・・一気に腐って破裂する身体・・・二度は見たくないと思った
だがそれよりも、それでも再生しようと胎動するあの蠢き・・・俺の意識はそこで切れたんだけど白崎が駆け付けてくれたのは覚えてる

アイツは・・・いつも、あんなのと戦ってるのか・・・・今回の捜査は覗き魔の逮捕だったのに・・・

「なんだ?自分の身体をガタガタに改造するのが流行ってるのか?」
「そうじゃないと思いますよ」
「えっ?あっ?しっ白崎?」
体がギブスやらでおもいっきし固定されていて病室の白天井を真っ直ぐ見ることしか許されていない俺は必死で視野を広げ様と足掻く
俺の手に暖かいものが触れる・・・手だ
白崎の顔が見えた
「良かったぁ起きたんですね」
柔かい笑顔で微笑まれる
「あぁお前の顔見る為にかえってきた」
「ふふ・・・先程、田中さんの手術も無事に終わったそうです、全部くっ付いたみたいですよ」
「アイツ・・・死ななかったのか、治療費とか凄そうだな」
「樫沢さんは意地悪ですね」
「生の臓器は高いからな上から色々言われる、にしても有難うな・・・お前が来てくれなきゃ俺も田中も今頃リサイクルされてたトコだ」
白崎の手が俺の髪の毛に伸びてくる、触って撫でてニコリと笑った
「彼等みたいな方々を回収するのが僕等の仕事ですからね、基本的に・・・本当に間に合って良かった」

泣きそうな顔で言う・・・
「樫沢さんが襲われてるから助ける為にっ!とかじゃ動けないですから・・・・今も事情聴取の為ですよ?」
「でも来てくれて有り難う・・・好きだよ白崎」やたらと繊細そうな目に涙を溜めて俺に口付けをしてきた

蛍光灯の下で見る恋人の姿はなんだか揺れていて・・・その時、俺も泣いてる事に気付いた

 

 

 

END

お疲れ様でした。




 必要以上に磨かれても
僕の心は薄れない
夕闇に手を這わせて思う
茶色いのはいつも誰?

光る物を身に付けて
力を奪われて、僕は染まる

一人称なんてなんだって良い
食い千切られるような痛だってどうでも良い
柔らかな傷みと可笑しい時間
自分に背負わすのはそれだけ

鼓動とTRYの核
欲望の渦はシンプルな自分

どんなになっても僕
止まるのは御免
大事なのはそれだけ
わすれないで





冬コミ お疲れ様でしたー。
当日ブースに来て下さった方々、本当に有難うございました。
そして良いお年を。
来年も一期一会の同人関係の出会いを大切にお過ごし下さい。

ラリコハイとして初のコミケ参加でスッごいテンパってしまいました。
会場に着いたのが9時。
もう二度と遅刻したくない。
て言うかしないように頑張ろう;
8時くらいまでずっとスケジュール帳を作ってました。
本当に色々あって四人ともヘトヘト(笑)
でも僕は楽しかった。
やっぱ同人て楽しいね。
どうしようもない状態でアイデア出す時も小説とか書くときにぱっとインスピレーションする時もイベントでの触れ合いも全部が楽しい。
苦痛だけど可笑しいみたいな。
ドMな瞬間と言っても過言じゃない高揚感と言うか…まぁ楽しいって事。
そしてそれを共有出来るメンバーが居るってのが僕にとって一番素晴らしい事(*'-')
年末やお盆に好きな人達と楽しく過ごせるって最高だね。
でも幸せな時って儚いよね。
はぁ。

取り敢えず明けましておめでとうございます。
今年も貴方様にとって素敵な一年になります様望んでいます。
では、影でした。

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